ナナぶんのイチ写真展とは?
セクシュアルマイノリティとされる私たちを身近に感じて欲しい。
そんな思いを込め、当事者の日常を切り取った写真展が
「ナナぶんのイチ写真展」です。
撮影は、モデルにとって馴染みのある場所で行っています。
きっと皆さんにも馴染みのある場所もあるでしょう。
「あ、ここは〇〇だね!」と発見もしながら私たちの日常を覗いてください。
私たちLGBTのシンボルは6色の虹です。
今回そこにもうひとつ、あなたの色を足しました。
ナナイロの虹ができました。
月曜日から日曜日まで、
くり返していく7日間の中で覗く一瞬一瞬を切り取った、
私たちとあなたの「ナナぶんのイチ」。
どうぞごゆっくりご覧ください。
「ナナぶんのイチ写真展」とは?
LGBT当事者の日常がテーマの写真展です。LGBTとはレズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーの頭文字を取った言葉です。「ナナぶんのイチ写真展」というタイトルは、LGBTのシンボルであるレインボーフラッグと1週間の「7日」をかけて、その1日、一瞬を切り取った日常に由来します。日本では虹といえば7色をイメージする方が多いですが、私たちのレインボーフラッグは本来6色です。当企画では、当事者だけではなく全ての共感者も企画の一員としてカウントすべく、1色足しました。このナナイロが私たちにとっての新たなレインボーフラッグです。
どういう人、団体がやっているのか?
主催者はLGBT当事者(トランスジェンダー)であり、フリーランスのクリエイター、うさみさきです。
LGBTの悩みとは?
私たちが抱えている悩みとして、誤ったイメージの定着があります。例えばタレントや漫画、アニメなどで表現されるLGBTは、「特別な人」を表現するために誇張されがちです。そうした誤ったイメージが世間に定着してしまうと、私たちを傷つける言葉が「身近にそういう人いないからいいや」と悪気なく発せられてしまいます。当事者としては、一部を大げさに表現した情報で私たちのすべてを判断されるのはとても悲しく思います。私たちが抱えている問題は何も、特別な配慮が必要な問題ではないはずなのです。
テーマ「日常」について
セクシャルマイノリティをテーマにした作品には、セクシャリティを多く含んだ作品が多いと言えます。そんな中で日常を切り取った写真展をしようと思ったのは、マイノリティに分類される私たちを身近に感じてもらいたいからです。今回の展示ではモデルが10代~20代であることもあり、モデルさんがよく訪れる場所や地元の人たちがよく知る公園で撮影を行いました。栄や大須近辺で撮影した作品も多くあります。「あ!ここは〇〇だね!」と発見もしながら私たちの日常を覗いてください。
コンセプト
・「特別でない存在としてのLGBT」
目標は?
・LGBTという概念に対する偏見の解消。
・一方的な配慮ではなく、わかりあえる環境の構築。
・当事者を生身の人間として感じてもらう。
・セクシャリティに素直に向き合う、迷いを受け入れる。
当企画がこれらの助けとなることを目指します。