樹梨杏

「答えが一つとは限らないジェンダー問題の中で、
当事者や周りの方々の悲しみを
少しでも和らげられたらいいと思って活動しています」。

樹梨杏さんがLGBTアイドルグループを結成して、
今年で7年目になる。(※インタビュー当時)

元々はこの手の啓発活動を疑問視していた。

イベントやバーに出向けば話せる相手がいた。

不用意に他人にカミングアウトをしたり、
身近にLGBT当事者がいることを伝える必要性を感じなかったという。

しかし、自分の大切な人が、
無知から来る心ない言葉に傷つけられ、
LGBTへの理解の必要性を痛感した。

「まだ時々、自分に自身が持てなくなることがある」というが、
大切な人に寄り添うため、
頼ってくれる人の力になるため、
彼女は活動を続けていく。
写真: うさみさき
文: 恒記
モデルをやりたい方はこちらナナぶんのイチ写真展とは:
セクシュアルマイノリティ(LGBT)とされる私たちを身近に感じて欲しい。
そんな思いを込め、当事者の日常を切り取った写真展企画が「ナナぶんのイチ写真展」です。
LGBT×日常×写真のWEBメディアとして生まれ変わりました。