フウカ

異なる言語の間には壁があると思っていた。

中学に入学したばかりの頃、
ニュージーランド人の先生にたどたどしい英語で話しかけて、
ちゃんと通じた時の嬉しさが忘れられず、
海外に興味を持つようになった。

英語の母語話者ではない以上、
それなりの壁があるのは事実だが、
きちんと言葉や文化を理解すれば
越えられない壁ではないと悟った瞬間だった。

言葉のみならず、ジェンダーの壁もフウカさんは越えていく。

生まれついた性に違和感を覚えることはなかったが、
異性にも同性にも惹かれ、
「好きになった人が好きなんだ」
と認識している。

9月にはスペインへの留学を控えている。

国を越えて、言葉を越えて、ジェンダーを越えて、
フウカさんの友達の輪は広がっていくのだろう。
写真: うさみさき、ぶーちゃん、箱根かける
文: 恒記
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